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教育の目的とは?

保育園から小学校へ行くと、「教育」や「学習」面が重要になってきます。保育園ではたくさん遊びこんできた子ども達が、小学校へ行くと今度は机に向かって学ぶことが大切になってきます。

では教育とはなにが大切なのでしょうか?APU大学の学長出口浩明氏の書籍「教えるということ」にずばり2つのことを言っています。

教育の目的
①自分の頭で考える力を養う
 自分で感じたことや自分の意見を自分の言葉で、はっきり表現できる力を育てること
②社会で生きていくための最低限の知識(武器)を与える
 お金、社会保障、選挙など、社会人になるとすぐに直面する世の中の仕組みを教えること

保育の中でも、①の力は育まれます。サークルタイムなどで子ども達自身が発言し、相手の言葉を受け止めたり、時に反対意見をいったりということで、徐々に意見をいうこと、相手を理解することの大切さを学びます。

では②の社会で生きていくための最低限の知識はどうでしょうか?保育の中では、探求学習の中のテーマで取り上げることは可能でしょう。きっと子ども達の中でお金の価値、社会の成り立ち、選挙のことだって理解できると思います。
同じように家庭の中でも、お金のことや政治のことって、ちょっと話題にしにくいかもしれませんが、ぜひ話してほしいと思います。特に政治は敬遠されがちなテーマですが、私たちの生活と密接に関わってきます。前述の出口先生は政治とは「税金の使い道を決めること」とシンプルに説明しています。

年明けに「異次元の少子化対策を行う」と岸田総理は言いました。私はとても素敵な税金の使い方だと思います。ぜひちょっとした社会の問題などを食事のときや親子の会話でしてみてください。子ども達がどのように考えているかを知る良いきっかけになると思います。